廿日市市のハザードマップを見てビックリ。岩倉のある廿日市北部佐伯地区が載っていない。これはどう捉えるべきなのか？
岩倉キャンプ場は脇を小瀬川が流れており、その反対側には山もある。小瀬川増水による氾濫、土砂崩れなどの可能性は否定できない環境。ハザードマップを見ると災害発生時のリスク管理になると思ったのですが、無いと言うのはちょっと困ります。ハザードマップが無い＝安全と思いたいのですが、、、
キャンプする際は天気などのコンディションと合わせて小瀬川の状況をチェックして下さい。そして「危険」と思ってからでは遅いので、その前に避難をするようにした方がいいと思います。



この写真は2018年7月6日の小瀬川の状況です。キャンプ仲間から頂いたものですが、第1キャンプ場側の水量がいつもと全く違うと分かります。この水量を一つの目安にして頂き、避難の判断をしてみてはと思います。倉敷市真備町の話を聞いていても水量は想像以上に早く、一気に増えていきます。





水害と言えばやはり思い出すのが2009年8月、兵庫県の佐用町を襲った水害です。当日我が家は南光自然観察村にいました。運良く何事もなく広島に帰ることができました。この場所を兵庫県のハザードマップで見てみると、少しグリーンになっている箇所がありますがあのエリアが0.5〜1m未満で水没する予測になっています。これだけ見ると、そこまで心配する必要はないように思います。



しかし当時は夜になると千種川から聞こえる川の流れの音が大きくなり、キャンプ場が徐々に浸水。くるぶし位まで浸かる場所もありました。上の写真は南光自然観察村の炊事棟の写真です。泥混じりの水に浸かっているのがわかります。自然は時に人間の想像を超えることがあります。過去の経験も大事ですが、それに囚われすぎず、今この時の状況を正確に把握し、冷静な判断をする必要があります。




最近はライブカメラがあっちこちで設置されており、現在の状況を映像で確認することができます。南光自然観察村の脇を流れる千種川の様子は簡単に確認ができます。都合よくキャンプ場の近くにカメラが常にあるわけではありませんが、こう言った情報も上手く活用して、安全で楽しいキャンプをして下さい。
今はスマホがありますので、当日移動しながらでも確認ができます。家族を守るのはお父さんの仕事ですから。



今回を機会に今自分が住んでいる場所をハザードマップで確認して見て下さい。先にも書きましたが、知っているだけで初動が変わります。

広島市ハザードマップ（洪水ハザードマップ）
広島市ハザードマップ（土砂災害ハザードマップ）

※検索エンジンで「市町名 ハザードマップ」で検索すると他の市町の情報も確認ができます。